20歳~29歳までの将来独立をお考えの社会人の方で国家資格に挑戦したい人
- 国家資格を取得してみたい。
- キャリアアップに向いている資格を教えてほしい。
- できれば確実に取得できて勉強期間が少ないほうがいい。
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何の資格を選べばいいのかわからない?
今回はこのようなお悩みを解決します。
今回の記事の内容
- 中小企業診断士(診断士)
- 公認会計士
- 税理士
- 弁理士
- 司法書士
ずばり、将来独立できる資格はこれらです。
聞いたことのある資格もあれば初めて聞く資格もあるかもしれませんね。それではなぜこれらの資格が選ばれたのかを具体的に説明していきます。
この記事をかいている「Tamago」は法律の勉強ゼロから行政書士試験に合格しました。
- 私が行政書士試験に合格できた秘訣は、事前調査をしたからだと思っています。
国家試験では次のような不安と戦う事になります。
- 他の資格の方がいいんじゃないかな?
- この資格をとって意味があるのかな?
- 本当に合格できるのかな?
これらの心の不安を取り除くために、事前調査をしっかりすることで、挑戦する資格の大切さを認識でき、試験勉強に集中することができます。
つまり、
国家資格に挑戦する前に、自分の環境や試験の難易度、合格後の活用までを総合的に調査し納得してから試験勉強に打ち込むことで、後悔しない資格勉強を継続できます。私は国家資格に挑戦する際に、多くの資格をとても細かく調べました。
- 難易度
- 試験科目
- 科目特性
- 市場
- 集客方法
- 勉強方法
等々。
私が調査した結果を、これから国家資格に挑戦しようと考えている方にお伝えすることで、よりご自身にあった最適な資格に巡り合える手助けとなるように解説していきます。
それでは本題に入ります。
独立指向の20代社会人におすすめの国家資格
1.中小企業診断士(診断士)
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆ レベル6 |
合格率 | 1次試験(20%)2次試験(20%)→4% |
試験科目 | 経済学・経済政策/財務・会計/企業経営理論/運営管理/経営法務/経営情報システム/中小企業経営・中小企業政策 |
学習期間 | 3年 |
特徴 | 科目合格あり/2次試験別ルートあり |
おすすめ理由 | ・企業内で資格登録可能 ・あらゆる業務に役に立つ |
予備校 | 通学 ・TAC ・LEC Web ・診断士ゼミナール ・アガルートアカデミー ・スタンディング ・フォーサイト ・クレアール ・ユーキャン |
独学 | テキスト ・中小企業診断士 最速合格のための スピードテキスト ・みんなが欲しかった! 中小企業診断士の教科書(上) ・みんなが欲しかった! 中小企業診断士の教科書(下) ・速修テキスト(TBC中小企業診断士試験シリーズ) 問題集 ・中小企業診断士 最速合格のための スピード問題集 ・みんなが欲しかった! 中小企業診断士の問題集(上) ・みんなが欲しかった! 中小企業診断士の問題集(下) ・特訓問題集(TBC中小企業診断士試験シリーズ) |
サラリーマンとして企業内で昇進していく上で中小企業診断士の資格は非常に役に立ちます。
試験科目にある「財務会計」「企業経営理論」なんかは、管理職にとって非常に重要な科目です。
これら科目を勉強してきたことで合格、不合格に関わらず、無駄になることはないでしょう。
さらに、中小企業診断士は企業内診断士としてサラリーマンをやりながらでも登録できるんです。
せっかく取得した資格を活かすために登録することで名刺にも中小企業診断士と明記できるので、他者から一目おかれる存在になることは間違いないでしょう。
問題なのは2次試験です。
言い方は悪いですが、2次試験合格を諦めて、お金を払い「養成課程」を卒業する方法もあります。「養成課程」は学校のようなものなので当然学費がかかりまとまった費用が発生します。
どのルートから中小企業診断士を目指すかは各自の置かれた立場によって選択すればいいと思います。
管理職から経営へ参画する昇進プランなら中小企業診断士をとっておくことは多角的に会社の経営を見る力が養えるので、中小企業診断士は会社にも自分にとってもおすすめの国家資格です。
2.公認会計士
難易度 | ★★★★★★★★☆☆ レベル8 |
合格率 | 短答式(22%)論文式(35%)→5% |
試験科目 | 短答式:会社法/管理会計論/監査論/財務会計論 論文式:必須科目:財務会計論(簿記・財務諸表論)、管理会計論、監査論、企業法、租税法 選択科目:経営学、経済学、民法、統計学(1科目選択) |
学習期間 | 2年(3000時間超) |
特徴 | 短答式試験は年2回・論文式は年1回 就職後2年間の実務経験と3年間の実務補修を経て公認会計士となる |
おすすめ理由 | ・上場企業の決算書を監査する ・届け出で税理士になることができる |
予備校 | 通学 ・CPA ・TAC ・LEC Web ・CPA ・クレアール |
独学 | 公認会計士になるには独学よりも予備校(通学・Web)をお勧めします。 参考に公認会計士のランキング書籍を紹介します。 公認会計士 |
公認会計士は上場企業の監査を行います。
独占業務として「財務諸表監査」があげられますが、会計監査のプロフェッショナルとして財務や経理、上場支援、会計に関するコンサルティング等、業務は多岐にわたります。
資格上は公認会計士は決算書を監査する立場で、税理士は決算書を作成する立場となり、全く異なる視点で企業の経理や財務を見ることになります。
ですが、
税理士は届出だけでは公認会計士にはなれません。
さらに、一概には言えませんが、一般論として公認会計士試験の方が、税理士試験より合格しやすいといわれています。
つまり、将来的に税理士にるにしても公認会計士経由の方が効率がいいという事です。
ただし、注意が必要な事は、効率がいい事と実務面でも同じ評価という事は異なります。
あくまでも、
資格試験に合格するという点からすると、公認会計士経由の方が効率的であるということです。
3.税理士
難易度 | ★★★★★★★★☆☆ レベル6 |
合格率 | 簿記論 :17.4% 財務諸表論 :18.9% 所得税法 :12.8% 法人税法 :14.7% 相続税法 :11.7% 消費税法 :11.9% 酒税法 :12.4% 国税徴収法 :12.7% 住民税 :19.0% 事業税 :14.8% 固定資産税 :13.7% |
試験科目 | 必修:簿記論/財務諸表論 選択必修(1科目選択):法人税法/所得税法 選択(2科目選択):相続税法/消費税法・酒税法/国税徴収法/住民税・事業税/固定資産税 |
学習期間 | 5年 |
特徴 | 科目合格あり 必修2科目、選択3科目の計5科目合格で合格となる |
おすすめ理由 | ・企業内で資格登録可能 ・独占業務がある(「税務の代理」「税務書類の作成」「税務相談」) |
予備校 | 通学 ・資格の大原 ・TAC ・LEC Web ・クレアール ・スタンディング |
独学 | 税理士になるには独学よりも予備校(通学・Web)をお勧めします。 参考に税理士のランキング書籍を紹介します。 税理士 |
税理士は「税務の代理」「税務書類の作成」「税務相談」という独占業務を持った士業です。
税理士になれば企業内勤務税理士となることも、独立開業して税理士事務所を開設することもできます。
実際に一発合格(1回で5科目合格)者は少なく、複数年かけて5科目合格を目指すことが一般的です。
4.弁理士
https://www.jpo.go.jp/news/benrishi/index.html
難易度 | ★★★★★★★☆☆☆ レベル7 |
合格率 | 7%(法文系:15%程・理工系;80%超) |
試験科目 | 特許・実用新案に関する法令/意匠に関する法令/商標に関する法令/工業所有権に関する条例/著作権法および不正競争防止法 |
学習期間 | 3年 |
特徴 | 論文試験あり/理工系有利 |
おすすめ理由 | ・独占業務がある ・独立できる ・高収入を得やすい |
予備校 | 通学 ・TAC ・LEC Web ・資格スクエア ・アガルートアカデミー ・スタンディング |
独学 | テキスト ・通勤時間で攻める! 弁理士スタートアップテキスト ・ケータイ弁理士I 特許法・実用新案法 ・ケータイ弁理士II 意匠法・商標法 ・ケータイ弁理士III 不正競争防止法・著作権法・条約 ・弁理士試験 論文マニュアル (1) 特許法/実用新案法 ・弁理士試験 論文マニュアル (2) 意匠法/商標法 問題集 ・弁理士試験 体系別短答過去問 特許法・実用新案法・意匠法・商標法 ・弁理士試験 体系別短答過去問 条約・著作権法・不正競争防止法 ・弁理士試験 論文式試験 過去問題集 |
司法書士試験が文系の最高峰(司法試験は除く)とすれば理工系の最高峰が弁理士試験です。
文系卒でも勉強すれば合格することはできますが、実務において特許を取得したい企業の分野に関する知識が前提知識として必要になるので、理工系の大学院(修士)卒程度の知識が必要になります。
実際合格率の割合においても法文系15%に対し、理工系80%と大きく開きがあります。
ただ、必ずしも理系の知識が必要というわけではないので、自分の専門としたい業務ができるかどうかで弁理士試験に挑戦するかどうかを判断すればいいです。
法文系の弁理士の場合、商標や意匠登録などの分野を重点的に行い、特許分野は連携して行うなど、色々やり方はあると思います。
さらに企業内弁理士という働き方もあります。
その場合、技術的なことは社内に専門家がいますので、法律家の立場で特許手続きも問題なく行えるのではないでしょうか。
最後に、弁理士試験の難しさはずばり論文試験です。
どのような試験でも論文試験が入るとその時点で超難関になります。
択一式試験の場合は、とにかく過去問や練習問題をこなしていけば間違いなく合格点を安定して獲得できるレベルに到達します。(弁理士試験のⅠ次試験も同様です)
論文試験の場合はとにかく徹底的に練習する必要があります。そして間違えた練習は百害あって一理なしです。
そのため、論文試験のある弁理士試験においては予備校の活用が必須です。
5.司法書士
難易度 | ★★★★★★★★☆☆ レベル8 |
合格率 | 3% |
試験科目 | 憲法/民法/刑法/商法(会社法)/民事訴訟法/民事執行法/民事保全法/司法書士法/供託法/不動産登記法/商業登記法 |
学習期間 | 3年 |
特徴 | 試験科目が多い/記述試験がある |
おすすめ理由 | ・独占業務がある ・独立できる ・高収入を得やすい |
予備校 | 通学 ・伊藤塾 ・TAC ・LEC ・東京法経学院 Web ・資格スクエア ・アガルートアカデミー ・スタンディング ・クレアール |
独学 | テキスト ・司法書士 山本浩司のautoma system 問題集 ・司法書士 山本浩司のautoma system オートマ過去問 |
独立を前提とした場合、おすすめなのは司法書士です。
ただ、司法書士は超絶難関資格(合格率3%)なので、試験勉強も本気で数年計画でやる覚悟が必要になります。
調べたところによると、専属受験生でも2〜3年かかるみたいです。
企業に勤めながら、隙間時間で勉強するとなると、並大抵の努力では合格は難しいように思えます。また、相対評価の試験なので受験者の上位3%以内に入らないと合格はできません。
ただ、合格率が低いため、そもそも資格者が少ないというメリットもあり、合格できれば不動産取引には欠かせない士業となり、不動産取引だけではなく、遺言、相続などの民事分野や、会社設立など多方面に活躍できる資格です。
だからと言っても、資格さえあれば年収1,000万以上が保証されるというものではありませんよ。
司法書士として独立後は、都市部では多くの司法書士がしのぎを削っていますが、地方ではそもそも司法書士が少ないため、あらゆる分野において新規参入することも十分可能な資格です。
最後に、くどいようですが、超絶難関資格(合格率3%)ですので、合格できない人もいます。
毎年合格レベルの知識があるけれど、運によって合格できない方もいらっしゃいます。
そのため、受験する場合は相当の覚悟が必要です。
まとめ「タイプ別のおすすめ資格はこれ!」
最後に私が考えるタイプ別のおすすめ資格を紹介します。
- 営業指向の大学生が将来独立を目的にするなら
→ 中小企業診断士・公認会計士・税理士 - 研究指向の大学生が将来独立を目的にするなら
→ 弁理士 - IT指向の大学生が将来独立を目的にするなら
→ 弁理士 - 不動産業指向の大学生が将来独立を目的にするなら
→ 中小企業診断士・公認会計士・税理士・司法書士 - 人事指向の大学生が将来独立を目的にするなら
→ 中小企業診断士・公認会計士・税理士
国家資格に挑戦する前に転職も考えよう
国家資格に挑戦すると年単位での勉強期間が必要になります。
- 今すぐ現状を変えたい!
- 今すぐ収入アップしたい!
とお考えの方はご自身のスキルを使って転職することが最善です。
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