経緯
将来に不安を抱えて生活していく中で、このままではいけないと、行政書士試験の受験を決意した「行書のたまご」ですが、実際には行政書士試験にたどり着くまで紆余曲折ありました。
このブログに来られた方も、何らかの紆余曲折を経て、行政書士試験に興味を持たれたと思いますので、当時を思い出してみてください。
1.漠然とした将来への不安
今の世の中、大企業も含めて、定年まで同じ会社に在籍できる保証なんてないのが現実です。ただし、公務員は例外です。法律の勉強をしていると公務員はすごく保証されているなとつくづく思います。
その反面、権利も制限されているとはいっても、中小零細企業にはそもそも存在しない権利なので、公務員の身分保障はうらやましい限りです。
しかし、不満や不安なことばかり考えても仕方がないので、なんとかして、この現状を打開する方法がないのかを考え始めたのが、2017年の1月です。
2.病気
「行書のたまご」は会社員です。そして、家族があります。ですので、いきなり独立するという無謀な事はまず言えません。しかし、今の収入では生活が厳しく、将来のための貯金もできない状況です。そんなわけで、自分にできることは何かを考え始めていました。
すると、なんと、突然の発熱で、病院へ行ったところ、伝染する病気の恐れがあるとのことで1週間の出勤停止を言い渡されました。
発熱は3日程で収まりましたが、確定診断が出ていないため、自宅待機を余儀なくされていたところで、仕事を一旦はなれて、じっくりと自分の今後を考える時間ができました。
そのときに考えたことは、「資格をとる」という事です。
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3.取りたい資格
過去に通信教育を申し込んだ資格に「簿記二級」「FP2級」があります。
いづれも、UCANに申し込みをして正式に教材を購入したものですが、結果は、途中でやめてしまいました。
理由はやる気がなくなったからです。
今回は、現実的に追い込まれている環境ですので、過去の失敗のように安易な気持ちで勉強すると失敗するので過去の失敗から学習しました。
とても大切な事だと思います。
「行書のたまご」は法律系の勉強に興味があったのと、これまで全く勉強していなかったので新鮮という理由から、資格を選ぶ分野は法律系に決めました。
本来、「行書のたまご」のような環境であれば情報系の資格をとって業務に繋げるというのが一般的ですが、「行書のたまご」はそこまで情報系の勉強は好きではありませんし、仕事とプライベートの切り替えができなくなるので、情報系の資格は考えませんでした。
4.取れる(取れる見込みのある)資格
法律系の資格に照準をあてて、資格の難易度、合格率、試験範囲、情報の多さ、取得後の現実等々、調べに調べた結果、候補が3つになりました。
残った資格
- 行政書士
- 社会保険労務士
- 宅建士
除外した資格(能力的に不可能)
- 弁護士
- 公認会計士
- 税理士
- 弁理士
- 司法書士
- 不動産鑑定士
除外した資格(情報の少ない資格)
- 土地家屋調査士
- 中小企業診断士
5.稼げる資格
将来的に独立ができてサラリーマン以上に稼げる資格
残った資格
- 行政書士 →稼げる保証はない
- 社会保険労務士 →稼げる保証はない
- 宅建士 →独立に向いていない
はい。残った資格の中には「簡単に稼げる」そんな資格はないです。結局営業力があり、ビジネスモデルを見出した人でないと稼げる保証なんてないです。
ビジネス事態そんなにあまくありませんので、この項目は無視します。
稼げるかどうかは資格を取得してから考えることにしました。
6.インターネット上に情報が豊富な資格
残った資格
- 行政書士 →情報多い
- 社会保険労務士 →情報多い
- 宅建士 →情報多い
7.勉強が楽しい資格
残った資格
- 行政書士 →分野が、憲法、行政法、民法、商法と多く、広く浅い学習が必要で面白そう
- 社会保険労務士 →労務関係の法律は細かすぎて苦痛
- 宅建士 →興味がわかない
8.決定
いろいろな内容を考慮した結果「行政書士」の資格に決定しました。
理由は、独学でも。頑張ればとれる可能性がある資格(とれる保証はない)であり、独立に向いている。懸念点は独立しても成功する保証はほとんどない。
それでも、試験内容的には面白そうな分野で、とにかく勉強が続けられる見込みがある分野であるので、「行政書士」の資格を取るという目標が決定しました。
みなさんも、何らかの理由があって、「行政書士」の資格を取ると決められたと思います。
試験勉強にくじけそうになったら、その時の気持ちを思い出して、なぜ、いま勉強しないといけないのかを改めて考え直すきっかけにしてみてください。
当時の気持ちを忘れなければ、試験勉強は続けていけると思います。
合格まで、前を向いて頑張りましょう。
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