平成30年度行政書士試験は11月11日(日)です。

行政書士試験合格後のステップアップ③税理士

行政書士試験合格後のステップアップ③税理士

税理士に挑戦する理由

行政書士試験に合格後に税理士試験にステップアップする理由は、正直ありません。
税理士になりたいのであれば、わざわざ行政書士になんてなる必要がないからです。
行政書士の勉強をするくらいなら、税理士試験の科目の勉強をするべきです。
税理士試験では科目合格制がとられているので、毎年確実に1科目毎勉強に集中していけば最短5年で合格できます。
また、税理士は行政書士になることもできます。
税理士と行政書士になりたいのであれば、はじめから税理士を目指すべきなんです。

税理士は一般的に認知されている資格ですので、資格習得により一定の評価は貰えます。
また、科目合格制がとられているので、一度に全科目合格する必要がない点も受験生にとっては嬉しい制度です。
ここで、安易に税理士を目指すことを考えても良い方は25歳未満の方です。
その理由は、税理士になるには、税理士試験(5科目)合格後に「実務経験2年間」が必要なんです。
つまり、現在会社員の方は、その会社で2年間税務の仕事ができるかを事前に確認する必要があります。
また、無職の方は、税理士試験合格後に税理士事務所などに就職する必要があります。
このとき、30歳以上で社会人経験のない方が税理士事務所に採用されるかどうかが問題になります。
税理士試験に合格したけれど、実務経験がつめないので、毎年就職活動しているという現象にだけはならないように注意が必要です。

さらに、大きな問題は、税理士自体が飽和状態にあるという事です。
よほど税務関係のコンサルティング力があるか、既にコネクションを持っている方でないと、独立開業したとしても、軌道に乗るまでかなり時間がかかると思われます。
その理由は、税理士の収入の柱でもある、顧問契約があげられます。
開業後、顧問契約の積み重ねで経営は安定していきますが、そもそも新規で顧問契約を取るには、これから設立する新しい会社の社長と知り合いになるか、既存の会社から税務の顧問契約を奪う必要が出てきます。
このときに、単に税理士資格を持っているだけでは、当然ながら、相手にされません。
なぜなら、競合すべて税理士資格を持っているからです。

行政書士になってから税理士を目指すという事はとてもコスパが悪いことです。
税理士を目指すなら、はじめから税理士試験を受けるべきです。
また、行政書士試験で勉強した内容は税理士試験では全く役に立ちませんので、科目面でも行政書士からのステップアップとしては税理士は不向きです。

「行書のたまご」も税理士になりたいと思ったこともありましたが、税理士の科目合格されている方が近くにいましたが、その方の知識でも科目合格どまりなんだと思い、並大抵の努力では5科目合格できないと思い断念しました。
1科目で平均12%前後の合格率です。
それが、5科目あります。
1年ですべて合格するとなると、12%×12%×12%×12%×12%=ほぼ0です。
ストレートで毎年1科目合格したとしても5年かかります。
その後、実務経験2年が必要になります。
つまり、頑張って税理士になるには7年程が必要になるという事です。
この時点で、中高年が税理士になるには時期が遅すぎますね。
実家が税理士事務所を開業していて、どうしても跡取りにならないといけない、既に多くのお客様がいる状態でなければ中高年からの税理士挑戦は時間の無駄のように思えます。
最後に、若者は別です。20代の若者であればどんどん挑戦する価値はあると思います。挑戦されている方がいらっしゃいましたら頑張ってください。

税理士

試験期日(平成30年度)

平成30年8月7日(火)
簿記論(2時間)【必修】
財務諸表論(2時間)【必修】
消費税法または酒税法(2時間)【選択②から選択】

平成30年8月8日(水)
法人税法(2時間)【選択①から1科目以上選択】
相続税法(2時間)【選択②から選択】
所得税法(2時間)【選択①から1科目以上選択】

平成30年8月9日(木)
固定資産税(2時間)【選択②から選択】
国税徴収法(2時間)【選択②から選択】
住民税または事業税(2時間)【選択②から選択】

難易度

各科目の難易度は合格率13%前後です。
年度によって財務諸表論は合格率が高めです。(平成29年度では29%)

受験者推移

近年受験者数は下降傾向にあります。
税理士自体が飽和状態であることや少子化、新規参入の障壁など複合的な理由だと思われますが、今後もこの傾向は変わらないように思われます。

勉強期間

1科目あたり400時間~600時間です。
全部で5科目あるので、単純に計算すると、500時間×5科目=25,000時間になります。
「予備試験→→→→→司法書士試験→→税理士試験」という感覚ですね。

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