行政書士試験①:条文・判例の勉強は合格には必須です!

勉強行政書士試験の独学記

条文学習の効率化におすすめのアプリは「最新六法全書」で決まり。
判例学習はいろいろなサイトがあるので、自分に合った方法を見つける必要があります。

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はじめに

試験まで一ヶ月程になった所で、重要な問題に気づきました。それは、条文知識と判例の知識がない、という致命的な問題です。
以前から条文の知識と判例の勉強はしないといけないことはわかっていましたが、目先の過去問を解くという事に重点を置いていたことと、過去問の中で出てきた条文や判例を覚えていけばいいんじゃないかという、安易な考えにより、勉強を後回しにしていました。

条文

まず、条文の勉強を後回しにした結果、どういうことになるかというと、過去問で出てきた内容でしか条文が理解できないということと、そもそも、過去問で出てきた条文であっても、個別に呼んでいくことになり、条文の前後のつながりなどをまとめて理解でず、一つの条文に関する関連問題が解けないという状況に陥ります。さらに、記憶効率という観点からいうと、常に、関連のない条文を過去問で出てきた都度、記憶していくことになるため、記憶効率が非常に悪いという悪循環に陥ります。その結果、簡単な条文知識であっても、うろ覚えとなり、自信をもって回答していくことができません。

条文学習のポイント

条文知識が問われる問題として、憲法、行政法、民法、商法、会社法とありますが、この時点で「行書のたまご」は会社法は捨てています。余談になりますが、会社法は出題数が少ないうえ、条文の数が多いので、学習効率が悪いうえ、本試験の1か月前に勉強したところで、ほとんど意味がないと思うため、いかに効率良く、正解するかを考えた末、選択肢の番号を絞るという結論に達しました。本題からそれたので、問題に戻ります。

得点源の条文1

条文知識で最も効率が良い分野は、ずばり、行政手続法かなと思います。
理由は、例えば、憲法は条文知識より、判例が出題の中心になります。条文知識も出てきますが、判例知識を問う問題のほうが多いので、条文だけ覚えれば得点できるという分野でもありません。
次に、商法は条文が多すぎるので、論外、会社法も、先に述べたように条文が多すぎるので、論外。では、民法はというと、条文が多すぎる上に、条文の記憶を単純に問われる問題はほとんどなく、実際の対立を論点とし、条文知識と判例知識がないと解けない問題がおおくあります。
その点、行政法のなかで、行政手続法は単純に条文知識のみを問われることが多いため、時間がない方や確実に点数を確保するうえで、行政手続法の条文は正確に記憶しておく必要があると思います。

得点源の条文2

次に、効率がよいと思われるのは、行政不服審査法です。こちらは、行政手続法より、複雑ですが、基本的に条文知識が問われるため、条文学習が重要となります。

得点源の条文3

その他の重要条文では、行政事件訴訟法が挙げられますが、こちらは、単純な条文の暗記だけではなく、判例が重要になってきます。つまり、行政事件訴訟法+判例の両方の知識が必要になってくるので、効率は少し悪いです。

判例

次に、判例知識が重要になる分野を挙げておきます。最重要は行政法関連(特に行政事件訴訟法)です。
行政法で出てくる判例は判例の細かいことまで覚える必要はなく、裁判の訴訟内容と判決をある程度覚えておけば正解を導き出せると思います。
ただ、問題は、行政判例というと数が非常に多いことがネックになります。ですので、行政判例はいかに効率よく記憶していくかが重要になります。
間違っても、最高裁判所の判例データベースで検索して、一つずつ、全部の内容を読み込もうなんて思わないでください。

そんなことをしても、行政書士試験では合格できないと思います。
まず、すべてを読み込む時間がないことと、そんなによんでも記憶できないので、法学を学問として研究する方以外は必要ないと思います。

話をもとに戻します。

凡例知識が重要になって、効率よく勉強できる分野とすると、憲法です。
こちらは、重要判例がある程度決まってきているので、その判例を覚えてしまえは終了です。さらに憲法の判例は、たくさんの方が、重要判例集として、ブログに詳しく要約して載せてくれていますので、その部分を読み込めば十分憲法の判例分野では合格点にたどり着けると思います。

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独学合格におすすめするサイト

ここで、「行書のたまご」が、行政書士試験の勉強を始めるうえで、参考にしたサイトを紹介しておいきます。
一つは、「ラムネグ」です。

「ラムネグ」

こちらのサイトは効率よく独学で行政書士試験に合格するための方法を合格者の方が詳しく紹介してくれています。「行書のたまご」もとても参考にさせてもらっていますし、憲法の対策で挙げられていたサイトは「行書のたまご」も自力で見つけたサイトです。

それと、条文学習で大切なことをお伝えします。六法なんて買う必要はないということです。
「行書のたまご」はiPhoneアプリですべての条文を学習しました。アプリではアンダーラインや文字背景を変更でき、コメントも記載できるので通勤電車の中で活用するには最も適したツールだと思います。「行書のたまご」が使ったアプリ「最新六法全書」です。

「最新六法全書」

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あとがき

条文と判例の学習方法は後日、別に記事にしたいと思います。
その時に「行書のたまご」の活用した方法などをわかりやすく載せていく予定です。
参考までに、「行書のたまご」が、この時期に条文と判例を勉強しているということから、29年度試験の合格はまず、不可能といってよいです。
行政書士試験は比較的簡単といわれていますが、「行書のたまご」のレベルで合格できるほど甘い試験ではありませんので、必ず計画性と戦略を整えてから挑んでくださいね。

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