行政書士試験合格後のステップアップ②司法書士

黒板資格
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司法書士に挑戦する理由

行政書士試験に合格後にステップアップする資格として司法書士があります。
司法書士にステップアップする理由は、行政書士試験で勉強してきた、「憲法」「民法」「商法」「会社法」の知識を活用できるからです。
残念ながら「行政法」は司法書士試験では出題されないのですが、行政書士試験合格後の知識が残っている状態から、司法書士試験の勉強を開始したほうが効率が良いのは当然ですね。
注意点としてい、司法書士試験では行政書士試験では出題されていない、「不動産登記法」「商業登記法」「刑法」「民事訴訟法」「民事執行法」「民事保全法」「供託法」「司法書士法」が追加されます。
さらに合格率が平均3%程の超難関資格です。
行政書士試験とは違い、相対評価ですので、高得点の上位3%程しか合格できません。
つまり、何点取ったら合格できるという保証がないのです。
司法書士は登記を取り扱うため、確実な知識が必要なので、このような制度になっていると思われます。
この点が、司法書士試験が超難関に位置する理由ですね。

ステップアップ対象者

行政書士試験に合格後に司法書士試験へのステップアップに適している方は、「学生」「未婚の社会人」「法務の仕事をしている方」「無職の方」「主婦の方」です。
司法書士試験は行政書士試験と比べ物にならないくらい難関試験です。
難関の理由は、既に説明したように、相対評価であることと、合格率が3%程度で落ち着いている事があげられます。
行政書士試験では300点中60%以上の180点以上得点すれば合格できます。(法令科目と一般知識の細かい条件は説明省きます)
それに比べて、司法書士試験は上位3%しか合格できません。つまり、極端なことを言うと90%以上の得点をとっても95%以上の得点の人が3%以上いた場合、不合格になります。
そして、受験生自体、行政書士試験とは比べ物にならないくらい本気で勉強している方々です。
試験自体も登記が業務になることから、細かい条文知識まで問われてきます。
つまり、行政書士試験のように、概要を把握するだけでは不十分で、細かい点まで確実に覚えておく必要があります。
どれだけ勉強しても合格できる保証はありませんので、勉強に集中できる環境があり、不合格になっても生活に困らない方で、コツコツと細かい勉強を継続できる方におすすめします。

ステップアップ非対象者

ステップアップ対象者以外の方々は、正直言って、行政書士からのステップアップはお勧めできません。
なぜなら、合格できる保証がないからです。
行政書士試験の場合は絶対的に180点取れば合格できますので、何回か不合格になったとしても勉強をしていれば何れは合格できる試験です。
それに比べて、司法書士試験は、受験した年の受験生の上位3%以内に入らないと合格できない試験になります。
毎年新たな受験生が生まれてきますが、常に上位3%以内に入らないと不合格になってしまいます。
仕事を辞めて勉強に集中したとしても、その年の受験生が優秀な人が多いと、不合格になる確率は跳ね上がります。
どうしても司法書士になって登記業務をやりたい方であれば時間をかけて勉強していけば、いづれは合格できる可能性もありますが、相当な勉強時間を要します。

「行書のたまご」のプラン

「行書のたまご」が考えている司法書士試験へのステップアップを書いておきます。
司法書士試験では会社法が行政書士試験とは比べ物にならないくらい難しく重要です。
行政書士試験合格後も「憲法」「民法」「商法」「会社法」を継続的に勉強を続けていけ、これらの科目の司法書士の過去問で90%以上取れるようになるのであれば本気で挑戦しようと思います。
この時点で、ほぼあきらめている資格です。

司法書士試験

試験期日(平成30年度)

平成30年7月1日(日)
筆記試験

試験科目

午前(2時間)
択一式(憲法・民法・商法・刑法)
午後(3時間)
択一式(不動産登記法・商業登記法・民事訴訟法・民事執行法・民事保全法・供託法・司法書士法)
記述式(不動産登記法書式・商業登記法書式)

難易度

合格率の平均は3%程の超難関です。
相対評価の為、上位3%に入ることが必要になります。

受験者推移

近年受験者数は下降傾向にあります。
明確な理由は分かりませんが、司法書士になったら必ず稼げる保障もなく、平均合格率3%の超難関であれば、近年制度変更のあった司法試験に移行する方も結構いたのではないでしょうか。
あとは、資格自体の人気の低下も上げられますが、大きな流れは食べられない資格から食べられる可能性の高い資格へ移行が進んでいるのかもしれません。
この流れを変えるのは、制度変更や資格自体にスポットがあてられるなどのポイントが必要なように思えます。また、合格率が上がることも受験者数の増加につながるかもしれませんが、そうなると、食えない人が多く生まれるため、結果として人気は下降していくかもしれません。

勉強期間

1,500時間から3,000時間程といわれています。
予備試験と比べるとかなり簡単なように思えてしまいますが、間違えないようにしてください。
司法書士試験が簡単なわけではなく、予備試験が難しすぎるのです。

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