行政書士試験の本番1カ月前に過去問を本番形式で解いてみた。
全然話にならなかったというお話と過去問で自己模試をすることの大切さを解説。
はじめに
今回は行政書士試験の前に「行書のたまご」が解いた過去問の採点をお伝えしていきます。
ちなみに、3回分の過去問を解いたんですが、条件として、①所見であること、②本番と同じ時間で解くこと、この二つを設定し、自宅模試を実施しました。
実施した年度は、過去に一度も解いていなかった、平成27年度、平成26年度、平成25年度の過去3年分です。それぞれ、本番試験と同じ時間帯で別々の日に実施しています。
それでは、結果からお伝えします。
・平成26年度:100点(300点満点中)
・平成25年度:110点(300点満点中)
残念ながら全て余裕で不合格です。
予想出来ていた結果ではありますが、この時期でこの結果には、正直にいうとかなり凹みました。
気持ちを切り替えて、今回の行政書士試験は記念受験!という判断を下し、勝手に気分を楽にして、受かれば儲けもの(まぁ、うかりませんが。)という方針としました。
そうすると、気持ちが超楽です。このようにして「行書のたまご」は現実逃避してしまいます。
話を戻して、この時期にどこが得点できて、どこが得点できなかったという点を詳しく説明していきます。
得点できた分野
・行政手続法
・民法総則
・一般常識(情報)
・一般常識(文章理解)
得点できた分野の解説
まず、得点できた分野について、説明していきます。
行政手続法は事前に条文を5回程読み込んでいたのと、条文自体が理解しやすかったので得点できました。
次に、民法総則は、民法の勉強をするにあたり、初めに学習する分野であることと、すべての分野において出題される内容であるため、何度も繰り返し勉強しているので、得点に繋がりました。
一般常識(情報)は職業柄できて当たり前ですね。一般常識(文章理解)はじっくり読み込めば正解できます。
得点できなかった分野
・憲法
・民法(総則以外すべて)
・行政法(行政手続法以外すべて)
・商法
・会社法
・一般常識(政治・経済・社会・個人情報)
得点できなかった分野の解説
得点できなかった分野について、説明していきます。
共通して、勉強不足です。以上です。
尚、記述は全滅です。
良かった点
本番試験のように3回過去問を解いてみた結果、良かった点があります。
全体の時間配分が身に付きました。大体何問解けば何分かかるかを把握し、全体の問題にかける時間配分が身についたと思います。
おそらくですが、何もせずに本番試験に挑んでいたら、時間が足りなくて、後半焦りまくりで、大変な状態になっていたと思います。
予備校がやっている模試を受けることができればいいのですが、自宅でも過去問を使って自己模試をすることで、とても大きなメリットを受けることができます。
行政書士試験を受験しようと勉強されている方は、比較的早い段階で、一度も解いたことのない過去問を使って、自己模試をやってみてはいかがでしょうか。
時間配分法
「行書のたまご」が自己模試で身につけた時間配分方法をお伝えします。
2.記述は最後に回す。
3.考えてもわからない問題(自身がない問題)は時間をかけない。
4.20問で40分配分でといていく。(目標)
5.最低30分前に記述と文章理解以外を解き終わる。
6.多肢選択は全問正解を目指す。
7.余った時間の見直しは、多肢選択問題と文章理解、記述にかける。
解説
1.問題は順番に解いていく。
行政書士試験の解き方テクニックとして、文章理解をはじめに解いていくという方法があります。
確かに、試験開始時は比較的冷静で、時間も十分あるので、じっくり解けば必ず正解できる文章理解をはじめに解きはじめるということは、理にかなっています。
だけど、「行書のたまご」は実践しませんでした。理由は、気持ち悪い。それだけです。正確には、文章理解に時間をとってしまってはもったいないので、最後に集中力を発揮して短時間で解くという方針を立てたためです。
そんなわけで、シンプルに1問目から順番に解いていくことにしました。(尚、例外はあります。)
2.記述は最後に回す。
問題は1問目から解くと言っておきながら、記述は後に回すと矛盾していますが、さすがに、記述まで順番に解くのは効率が悪すぎます。
なので、記述は最後。それだけです。
3.考えてもわからない問題(自身がない問題)は時間をかけない
知っているか知っていないかの問題で知らない場合、考えても無駄です。最高裁判所の裁判官並みに判決を導けるのであれば考えてもいいですが、そのレベルの人は、行政書士試験のレベルではわからない問題自体がないと思います。
そんなわけで、無駄なことはしない。
4.20問で40分配分でといていく(目標)
これが基本パターンとなります。気を抜いてのんびり解いていくと「行書のたまご」の場合、20問で60分くらいかかることがありました。
そうなると、記述を考える時間と文章理解を解く時間がないので、目安として択一は20問で40分ペースがよいと感じています。
5.最低30分前に記述と文章理解以外を解き終わる
これは、記述と文章理解には最低30分は必要なので、なんとかして、この時間を確保するように解いていきます。
6.多肢選択は全問正解を目指す
多肢選択は比較的簡単な問題が多いので取りこぼしはしたくない問題です。
7.余った時間の見直しは、多肢選択問題と文章理解、記述にかける
そのままです。
今回は「行書のたまご」が行政書士試験の本試験前に自宅で過去問を解いた結果をお伝えしました。
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