行政書士試験②:一問一答上級レベルに挑戦!民法編(3月)

勉強行政書士試験の独学記

これまでに一問一答形式の問題を「岡野の合格ゼミ:標準レベル」で鍛錬してきた結果、標準レベルのすべての分野が習熟度80%を超えたので、標準レベルでの習熟度の向上をいったん中止し、腕試しを兼ねて、上級レベルに設定変更し、挑戦しました。

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「岡野の合格ゼミ:民法(上級レベル)」編①

標準レベルでは比較的苦も無く習熟度80%以上をクリアでき、初見の問題でも5問中4問以上を平均して正解できていました。
意気揚々と、問題レベルを上級レベルに変更し、民法(上級レベル)を解いた結果。

はい。「行書のたまご」は打ちのめされました。

おそらく、まじめに行政書士試験の基本書を理解してきた方々にとってはそれほど難しくない問題なのかもしれませんが、「行書のたまご」の勉強法では、基本的に過去問中心の勉強になってきているので、細かい知識がどうしても不足しがちな状態でした。
その状態のまま、上級レベルの問題を解こうとすると、まず、問題文を理解することが難しかったです。

解答を見て、解説を読むと知っている論点であっても、問題文の書き方が複雑でかつ、難しく書かれているので、初めのうちは、どうしてもすぐに理解することができませんでした。
そもそも、上級レベルで出題される問題は基本的に司法試験の改題ですので、問題自体が難しくても納得です。

必要性

行政書士試験に司法試験レベルの問題を解く必要があるかどうかを問われると、おそらく必要ないと思います。
理由は、行政書士試験に合格することだけが目標であれば、司法試験の問題は少し問われる視点が違う事と、論点を正確に理解しておかないと回答できない問題が多くあるためです。
行政書士試験を目指す方が、司法試験の問題を解くことにまったく意味がないかと言われると、まったくないとも言えないのが正直なところです。(正直わかりません)

「行書のたまご」自身も、はじめは、この問題って訴訟時の証明責任を被告、原告のどちらにあるかという問題なんかはおそらく、行政書士試験には出題されないとわかっていて、意味がないかもと思う事もありました。
しかし、問題を解いていくにつれて、これまで勉強した知識をさらに深めるという意味と、難しい問題文になれるという意味で、とても役に立つ問題なんだと気づき、上級レベルを解き続けました。

成長

はじめに全問解いた結果、60%くらいしか正解できていませんでした。
標準レベルを解いたときは、70%以上の正解率だったのに比べると、やはり、上級レベルは難しく、総則は69%、物権60%、債権57%、親族・相続51%という結果でした。

ここで心が折れない「行書のたまご」は、さらにこの低い正解率を習熟度80%以上に高めるためにひたすら問題を解き続けました。
結果として、2か月(2月~3月)かかってようやく民法の上級レベルが80%以上に到達しました。
解いた問題数を見ていただくと、間違えた問題なんかはなんども解いた結果、全体の問題数に対して、習熟度が80%以上に達した問題の解答数が約2倍になっているのがわかります。

結果

民法(総則)    問題数:205問 習熟度:99% 解答回数:453回
民法(物権)    問題数:257問 習熟度:90% 解答回数:535回
民法(債権)    問題数:441問 習熟度:88% 解答回数:926回
民法(親族・相続) 問題数:111問 習熟度:81% 解答回数:241回

考察

このように、一問一答形式の問題は間違えた問題は、正確に解説を読み込み、再度時間を空けて、同じ問題を解くことで理解度が飛躍的に向上します。
それでも、2回目、3回目と同じように間違える問題も出てきてしまいますが、その時に、自分には行政書士試験は向いていないとあきらめるようなことだけはしないでください。

おそらく、ほかの受験生も同じように2回目、3回目と間違える問題を抱えています。
ではどうやって、そのような問題を克服するのかというと、とにかく、何度も解くという事につきます。
(ただし、ある程度時間をあけて解かないといけませんよ。)

そもそも、何度も間違える問題というのは、解説が理解できていないか、他の問題と混乱した結果、間違ってしまうといういづれかの原因に行き着くと思います。
そうすると、対策は簡単で、解説をじっくり読み、自分の言葉で説明できるようにしておくことが一つ。
もう一つは他の問題と混乱している場合、混乱している理由を明確に把握すればよいのです。
それだけで、二度と間違わない問題へと変化させることができますので、みなさんの理解しやすい方法で確実に理解するようにしてみてください。

一度、この辺でお断りしておきますが、「行書のたまご」はまだ行政書士試験には合格していません。
偉そうに勉強方法を解説していますが、今年合格できる保証もありませんので、行政書士試験のある受験生が考えた勉強方法の一つとして参考にできる点のみ参考にして頂いて、間違っている点は無視しておいてください。

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感想

最後に、「岡野の合格ゼミ:民法(上級レベル)」を解いた感想は、とにかく、辛かったです。
なかなか習熟度も上がらず、「行書のたまご」のレベルだとまだ早かったかなと心配になってきましたが、意地だけでなんとか自分の目標を達成させることができました。
最終的な目標である、行政書士試験の合格に近づいているかどうかはこの時点ではわかりませんが、この1か月の民法の学習は決して無駄ではないと思っています。

行政書士試験の過去問ばかり解いていると、新しい問題に対応できなくなりそうなので、司法試験をもとにした問題を解いてみることはなかなかためになる学習方法だと感じました。
注意点として、時間がない方は上級レベルの問題は飛ばしてよいような気がします。
代わりに、公務員試験の民法の問題集を徹底的にやりこむことでも対応できるかなと思いました。
どちらがやりやすいかは個人個人違いがあると思いますので、自分に合った方法を見つけることから始めることをおすすめします。

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Youtubu動画学習

「行書のたまご」が活用した、YouTube動画
民法の勉強でおすすめなのが「寺本康之の民法ザ・ベストプラス(YouTube)」です。

行書のたまごのお気に入り、寺本先生の動画です。
憲法、行政法と動画を見てきましたが、民法もとても大切なことを説明されているのでとても重要な学習ツールとなります。

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